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千一夜物語9巻、10巻

千夜一夜物語 10巻

だが、「見えざるもの」に対して、その腕はいかにして守ってくれるかな、わけてもその「見えざるもののともがら」が幾千も幾千もいる場合には(30)

 

お前は黒い大きな石を見るであろうし、そして声を聴くであろうが、それは急流の声でもなければ、深淵を渡る風の音でもない。それこそ「見えざるもののともがら」の声であろう。それらの声は人間どもの地を凍らす言葉をお前にわめきたてるであろうが、それに耳を傾けてはならぬ。(31)

 

しかもこの出来事が続いたのは、王が頭を泉水に沈めてまた引き上げるまでの間だけだったのでした。(402)

 

 

千夜一夜物語 9巻

マスルールばかりが嘘つきではないわい!余もまた嘘つきであれば、乳母もまた嘘つきであり、そなたとて、また嘘つきであるぞ(96)

 

彼らの妖術と呪われた知識との威力にもかかわらず、彼らはこの上なく簡単な行いの結果を予想することが全くできず、一般の人々が見抜くような危険にあらかじめ備えることを決して考えません。(391)

 

運命に書き記された不幸によりアラジンは出発前に、いつもランプを隠しておく螺旋の箪笥のなかに、これをしまうのをつい忘れて、床几の上に置き放しにしていたのです(494)