人は、危害をうけるのではないかと想像し、その想像上の危害から自分を守ろうとする、自己防衛本能を持っている。だが、自己防衛のための努力は、結局それまで以上の苦痛をもたらす。自己と他者という、狭苦しい二元論的ビジョンに縛られることになるからで…
この無限の空間(名のない領域)を、仮に「玄」と呼ぶ。玄の奥にまた玄がある。この宇宙空間から、名のある領域に出るところに、「衆妙の門」が立っている。それは命ある万物すべてのものが出入りする門だ。(12-13・第一章) 「汚い」があるから「美しい」…
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