2022-01-12 仏教の本の抜粋 読書記録用 煩悩にまつわる何物にも依存しない者には、動揺がない。 動揺がなければ、安息がある。 安息があれば、生存への執着はない。 執着がなくなれば、来るものもさるものもない。 生死の問題が消えてなくなる。 なくなれば、この世もなく、あの世も、その中間もない。 これがすなわち苦の終結である。 戦場において百万人の敵に勝つよりも、ただ一つ自分自身に打つ克つ者こそ、 じつに最上の勝利者である。