心を鍛える言葉(白石豊著)
感情をコントロールする3つのツール
①体(姿勢)
②呼吸
③言葉(ポジティブセルフトーク)
真剣にやればやるほど、必ずいきづまるというのです。(174)
真剣にやってもなおかつ破れないという壁にぶちあたる。これが禅でいうところの「窮する」ということであり、「一芸に秀でるものは百芸に通ず」という境地の関門なのである(175)
高い集中力と感情コントロール能力とはコインの裏表のような関係にあります。
感情をコントロールできれば、集中力を一貫して維持することができます。
物事には自分ではコントロールできることと、できないないことがあります。
例えば、天気、気温・・といったことは、自分ではコントロールできません。
しかし、それに対する自分の反応はコントロールできるはずです。
感情のコントロールの秘訣の第一はここにあります。
つまり、まず自分のコントロールできることとできないこととをしっかり見極めること。そして、できないことは、あるがままにうけいれて、できることだけに集中すること。これに尽きるのです。(102ページ)
すでに終わってしまったことはコントロールできませんし、もちろん未来だってコントロールできません。私たちが唯一コントロールできるのは、現在のこの瞬間だけなのです。このことを、まずしっかり認識しておく必要があるのではないでしょうか。(103ページ)
私たちは苦しい状況に何度となく遭遇します。そして、いつもうまく切り抜けられるわけではありません。そのたびに感情が揺れ動くのです。しかし、そうした苦しい状況にあっても、それにどう対応するのかが、その人の感情コントロール能力の差、すなわちメンタルタフネスの差、ということになります。(104ページ)