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「占星学」(リズグリーン著)

錬金術で水銀(メリクリウス)は偉大なる変容者なのだ 「秘密の教義」(シークレット・ドクトリン)の中で、なぜブラヴァツキーが「水星と太陽はひとつのものである」といったかがわかるようになる。それは人の理解する小宇宙(ミクロコスモス)と、宇宙的存在意義をもつ大宇宙(マクロコスモス)の間の結合を示唆しているのである。

 

太陽に最も近い惑星として、水星は、太陽の伝達者(メッセンジャー)であり、太陽が本質的に象徴(シンボル)であるのに対し、水星は我々に本質を知らせる機能を象徴している。

もし、月が母であるならば、金星は、恋人・娼婦の元型(アーキタイプ)であり、これらは女性の二面を表している。

もし太陽が父であるならば、火星は征服者であり、これらは男性の二面を表している。人は皆、これらの四面すべてを持っているが、他の面より特にひとつの面だけを本人の特徴として選択するだろう。

 

象徴は生命の原始的な言語であり、木星は人の中に象徴を創り、その意味を直観する機能を象徴する。 土星は教会の偉大な支配者、幻想を司る者であり、ルシファーの役を演じながら、我々の経験する個人的世界は現実の限界であり、それを突き抜けていくことは良くても愚かしく、悪くすると気ちがい沙汰だと我々に囁く。・・・

 

それが全く主観的で、単に生について自分勝手な解釈を作り上げているということがわからないでいる。

ただこの暗く腐敗した点 ー 錬金術師たちが「黒化」(ニグレド)、「蒸留」(カプトモルチューム)と呼んだ錬金術の第一段階-に行きついてこそ、自分の中の他者、すなわち自己の真に創造的な力に気づくからである。

我々の心の中にある何かが別の存在を否認し、その否認されたものが復讐しているのである。 集合的な感情生活のあらゆる表象の中に、海王星が作用している。

他の人々がしていることをしたいという抵抗し難い衝動が、我々すべてのものの中に存在している。 個人のバースチャート上で、海王星は「私」という存在を犠牲にするという衝動を象徴(シンボライズ)する。

つまり、個人の感情を集合的感情生活のために犠牲にするということである。