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【宏観異常か?】三浦半島広域での異臭騒ぎ、大地震の前兆か?

宏観異常に関する情報をまとめました。


6月4日発生した三浦半島での広範囲の異臭


【広範囲で異臭騒ぎ】異臭通報三浦半島を北上、海外でも同様の事例確認されることも - NAVER まとめ


過去にも広範囲で異臭が確認されるも原因は不明とされることが多い


「災害」とは言い切れないかもしれませんが、実際に通報が相次ぎ搬送者まで出たならば、一種の「事件」と言えるかもしれません。
ちょっと気になったので、近年発生した異臭騒ぎを調べてみました。
なお、「異臭騒ぎ」とされた事件でも、特定の建物や電車内など狭い範囲で発生したものは除いています。
報道や行政発表等の確かな情報があるものを、遡る形で挙げてみます。


各地でくり返し発生する「異臭騒ぎ」 | レスキューナウ ブログ


地震の前兆の可能性がある自然現象 「宏観異常」という現象


東海大学では、特に地震ナマズの関係解明について研究して参りました。
出典 宏観異常の研究 | 地震予知・火山津波研究部門
地震の前には、ナマズが暴れるなど、動物の異常行動がある、というのも宏観異常のひとつ。


宏観異常の研究 | 地震予知・火山津波研究部門


海岸では地震の前日の午後から当日の午前(地震発生は14:58)に多数のイイダコが酔ったような状態で砂浜にはい上がってきた.これらも石油の滲出によるのかもしれない.また,天然ガスの噴出によって臭いを感じたり,ガスが燃焼して「火の玉」が飛んだりすることもあるらしい.
出典 地震の前兆の可能性がある自然現象


地震の前兆の可能性がある自然現象
宏観異常の一つとして、石油やガスが湧出し、それによって異臭が発生することもあるようです。


三浦半島の異臭騒ぎも宏観異常かもしれない


立命館大学環太平洋文明研究センターの高橋学特任教授はこれについて、「地殻変動に伴うにおいは地質学の関係者では常識」「三浦半島活断層が非常に多い。活断層が動いたことから、岩石の崩壊が重なって、まとまった『異臭波』がつくられた可能性がある」「(においとともに電磁波が発生することがあるので)電磁波の変化を検証すべきだ」
出典 正体不明の悪臭まで…大地震の前兆に震える日本(朝鮮日報日本語版) - Yahoo!ニュース


地震と関連して、今年7月に注目しなければならないという主張がある。高橋教授は週刊誌フライデーで、「5月20日から22日にかけて、あまり地震が起きない東京湾で7度立て続けにM3前後の地震が発生した」「あまり地震が起きない場所でM3前後が連続して起き、その後2カ月程度の静穏期を挟んだ後に同じ場所でM3程度の地震が起きたら要警戒だ。半日から3日後にM6.5以上の地震が起きることが多い」と述べた。その事例を適用すると、今年の7月中-下旬に東京湾地震が起こる可能性があると主張している。阪神淡路大震災時、悪臭事件から地震発生までの間に1カ月間の時差があったように、三浦半島悪臭事件(6月4日)から1カ月後が危険だという話もある。
出典 正体不明の悪臭まで…大地震の前兆に震える日本(朝鮮日報日本語版) - Yahoo!ニュース


正体不明の悪臭まで…大地震の前兆に震える日本(朝鮮日報日本語版) - Yahoo!ニュース


阪神大震災の前にも異臭が観測されているという記録も・・


兵庫県南部地震(1995年1月17日、M7.3、深さ16km、最大震度7
1月16日夕食後、(中略)ちょうど8時に食堂からドアを開けて隣の居間に入ったところ、非常に臭いガスの臭いを感じました。(中略)臭いの発生源を捜している間(約数分間)にいつの間にか臭いは消えていました。(中略)臭いが発生したのは7時10分過ぎから8時の間と思われます。ガスの臭いは汲取り式便所から臭ってくるような臭いと漬物の臭いが混ぜ合わされたような(硫化水素?)臭いでした。(阪急宝塚線中山駅から北に直線距離で約1.0km)
阪神淡路大震災 前兆証言1519!』
弘原海清、東京出版、1995)
出典 宏観亭見聞録: 三浦半島に異臭広がる


宏観亭見聞録: 三浦半島に異臭広がる


ニュージーランドの大地震の前にも異臭が観測された


ニュージーランド南島クライストチャーチ市(地図)を中心とした地域で、現地時間 9月 4日(土)午前 4時半過ぎに発生した M7.0 の大地震USGS 資料)では、地震以降少なくとも数日にわたって強い硫黄の臭い(strong smell of sulphur)がしたと報道されています:
出典 宏観亭見聞録: ニュージーランドの大地震と「硫黄の臭い」


ピタゴラスは井戸水の味の変化で地震を予測していた


(かつて、彼はメタポンティオン(地名)で喉の渇きを感じ、井戸から引かれている水を飲んだとき、三日のうちに地震が起こるであろうと予言した。)
出典 宏観亭見聞録: ピタゴラスの地震予知


宏観亭見聞録: ピタゴラスの地震予知


東北大震災での宏観異常


電通大の研究グループが、東日本大震災発生の5〜6日前には太平洋上の電離層の異常を観測したと発表しました。

期間は3月5日〜6日にかけて。調布、春日井(愛知県)、高知の3カ所の受信局で、電波の夜間の平均振幅が極端に低くなるという「明瞭な前兆」が現れたと話しています。
出典 地震に前兆はあるのか?東日本大震災前に各地で報告された現象や前兆の科学的根拠とは


3月4日夜、茨城県鹿嶋市でクジラ50頭が浜に打ち上げられた
3月11日の朝、宮城県塩釜市の神社では、いつもはサビなどで赤褐色に濁っている鉄製の「神釜」の水が普段と異なり澄んでいた。
出典 地震に前兆はあるのか?東日本大震災前に各地で報告された現象や前兆の科学的根拠とは


地震に前兆はあるのか?東日本大震災前に各地で報告された現象や前兆の科学的根拠とは


過去の様々な宏観異常


その他にも地震前夜に空が真っ赤に染まっていたり、直前に地鳴りを聞いたといった証言もある。また中村氏は、2013年10月に東北地方を訪ねて、地元の漁師たちか ら東日本大震災の前兆現象について聞き取りを行っている。その結果、イワシ・マグロ・毛ガニの大
漁、磁気コンパスの乱れ、異常な潮の流れ、当日の高気温な どの報告が集まった。
出典 過去の昭和南海地震宏観異常現象 |  らんちゅうのブログ


過去の昭和南海地震宏観異常現象 |  らんちゅうのブログ


地震の前には、磁石が磁力を失うという記録も


地震計は、江戸時代に考案された地震予知器です。安政の大地震の前に磁石が磁力を失ったという話をもとに作られました。現在でも地震予知は難しいのですが、江戸時代から、このような試みが行われています。
出典 関東で地震の発生相次ぐ。江戸から伝わる「前兆」現象は本当か? - まぐまぐニュース!


関東で地震の発生相次ぐ。江戸から伝わる「前兆」現象は本当か? - まぐまぐニュース!


地震が起こる前兆の地震


また、あくまでも経験則であるが、M6・5程度以上の地震が発生する前に次のような傾向がみられている。

①それまで地震があまり発生していない場所で、中規模、小規模の地震が数回以上続く(前震)
②約2カ月程度の静穏な時期(静穏期)
③同じ場所で中規模・小規模の地震が発生(直前震)
④半日~3日後でM6・5以上の地震が発生(本震)
出典 巨大地震の前兆か?三浦半島「異臭騒動」がいまだ原因不明の怪


巨大地震の前兆か?三浦半島「異臭騒動」がいまだ原因不明の怪


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