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タイで馬が大量死、500頭以上の馬が死亡、東南アジアで初めて「アフリカ馬疫」の発生を確認

東南アジアで初めてアフリカ馬疫の発生が確認されています。


・タイでアフリカ馬疫が発生、500頭以上の馬が死亡


タイでは2月以降、「アフリカ馬疫(AHS)」で500頭以上の馬が死亡している。この病気は吸血昆虫が媒介するウマ科動物のウイルス性感染症で、人間に害を及ぼすかは定かでない。アフリカではシマウマなどウマ科動物に伝染する事例があったものの、アジアにおいては50年余りの間発生していなかった。それだけに、世界の公衆衛生コミュニティーに野生動物取引の潜在的な危険性に対する新たなメッセージを発した格好だ。
出典 馬が大量死…半世紀ぶり「アフリカ馬疫」 人間も殺す可能性に戦々恐々 (1/2ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ):自分を磨く経済情報サイト


・無症候キャリアのシマウマが感染源か


タイで問題となったシマウマは規制の穴をついて合法的に輸入されたが、野生生物を違法取引する闇市場の拡大で、多くの国々が感染症の高まるリスクに直面している。
出典 馬が大量死…半世紀ぶり「アフリカ馬疫」 人間も殺す可能性に戦々恐々 (2/2ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ):自分を磨く経済情報サイト


馬が大量死…半世紀ぶり「アフリカ馬疫」 人間も殺す可能性に戦々恐々 (1/2ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ):自分を磨く経済情報サイト


・東南アジアで初のアフリカ馬疫の発生


常在地において、重要な感染源となっていることが知られています。本ウイルスは感染動物を吸血したヌカカによって、他の健康な動物に伝播するため、馬同士の接触により感染が伝播することはありません。
アフリカ馬疫の存在は古く(15 世紀頃)から知られており、主な発生地域は南アフリカから中央アフリカサハラ砂漠以南)ですが、過去には北アフリカや中近東、インドにまで発生が拡大したことがあります。
しかし、今回のような東南アジアでの発生例は過去にありませんでした。
出典 http://keibokyo.com/wp-content/uploads/2020/04/%E8%BB%BD%E9%98%B2%E5%8D%94%E5%8F%B7%E5%A4%9620200402.pdf


タイにおけるアフリカ馬疫の発生について


・中国もアフリカ馬疫の警戒を呼び掛ける


タイでは、この3週間ですでに200頭の馬がアフリカ馬疫に感染し、死亡した。中タイ国境から800キロ離れた地点でも感染が確認されたため、中国農業農村部は23日、国内に拡大する恐れが高いとみて、各地に警戒を呼びかけている。
出典 中国、アフリカ馬疫を警戒 タイですでに発生 (2020年4月24日) - エキサイトニュース


中国、アフリカ馬疫を警戒 タイですでに発生 (2020年4月24日) - エキサイトニュース


アフリカ馬疫とは


アフリカ馬疫は、レオウイルス科のオルビウイルスが原因となり、ヌカカなどの吸血昆虫を介してウマ科の動物に伝播する家畜伝染病である。
出典 アフリカ馬疫 | 家畜疾病図鑑Web


馬が初めて感染した場合、または病原性の高いウイルス株が感染した場合は、重度の肺炎を呈して95%以上の致死率を示す(肺型)。馬が以前に感染した経験を持つ場合、または病原性の低いウイルス株が感染した場合は、発熱の後に眼上窩など各所に浮腫が広がり、50%程度が死に至る(浮腫・心臓型)。
出典 アフリカ馬疫 | 家畜疾病図鑑Web


アフリカ馬疫 | 家畜疾病図鑑Web


アフリカ馬疫 - Wikipedia


アフリカ馬疫はヒトへの感染例がある


家畜伝染病等の廃棄基準の考え方


・新しいモービリウイルスの出現も確認されている


1994年9月にオーストラリア、ブリスベインの調教師ビック・レイル氏(49歳)の厩舎にキヤノンヒルから運ばれてきた1頭の馬が発病した。 つづいてほかの馬も発病し数日以内にこれらが死亡したのが発端である。 抗生物質の投与は効果がなかった。 その後、レイル氏が発病し、さらに助手(40歳)も発病した。
出典 人獣共通感染症連続講座 第1回 馬と人への致死的感染の原因解明 (新しいモービリウイルスの出現) | 一般社団法人 予防衛生協会


馬の症状は41℃の高熱、呼吸器障害による鼻からの血の混じった泡の分泌が特徴であって、窒息で死亡した。 これまでに計14頭が死亡した。 この症状から最初はアフリカ馬疫が疑われた。 これは50%の致命率を示す馬の急性伝染病である。 我が国には存在しない。
出典 人獣共通感染症連続講座 第1回 馬と人への致死的感染の原因解明 (新しいモービリウイルスの出現) | 一般社団法人 予防衛生協会


以上のような経過で、発病した馬と人から同じウイルスが分離され、発病馬とそれからの分離ウイルスが健康な馬に同様の病気を引き起こすことが証明され、このウイルスが馬と人での致死的感染の原因であったことが確認された。 検査材料が届いたのが土曜日午前1:30で次の週の土曜日までに原因ウイルスの解明に成功したことになる。
出典 人獣共通感染症連続講座 第1回 馬と人への致死的感染の原因解明 (新しいモービリウイルスの出現) | 一般社団法人 予防衛生協会


人獣共通感染症連続講座 第1回 馬と人への致死的感染の原因解明 (新しいモービリウイルスの出現) | 一般社団法人 予防衛生協会