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増大し続ける家計債務、借金まみれの世界経済、コロナ対策で国の借金が大変なことに

2019年時点で、世界の債務は過去最大の額になっており、IMFも警鐘をならしていました。コロナでさらに債務残高が急増しており、今後の動向に注目が集まります。


・2019年 政府、企業、民間の債務残高は250兆ドル(約2.7京円)


2019年12月2日 13:34 JST
過去10年近くにわたる金融緩和の結果、世界中の政府や企業、家計の債務残高は過去最大の計250兆ドル(約2京7415兆円)に上っている。これは世界全体の国内総生産(GDP)の約3倍の規模で、地球上の全人口で割ると1人当たりほぼ3万2500ドルに相当する。
出典 債務まみれの世界経済、脱却の道はさらなる債務積み増しか - Bloomberg


債務まみれの世界経済、脱却の道はさらなる債務積み増しか - Bloomberg


・記録的に積みあがっている47兆ドル(約5千兆円)の家計債務


新型コロナウイルス感染症の拡大で各国が都市封鎖(ロックダウン)を強いられる中、雇用の担い手である中小企業のオーナーは悲惨な状況に置かれ、失業率が跳ね上がっている。アナリストらは47兆ドル(約5000兆円)と記録的水準に積み上がった世界の家計債務にデフォルト(債務不履行)が広がり始めるのは時間の問題だと警鐘を鳴らしている。
出典 世界の家計債務、不穏な5000兆円 アナリストがデフォルト拡散警鐘 (1/2ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ):自分を磨く経済情報サイト


世界の家計債務、不穏な5000兆円 アナリストがデフォルト拡散警鐘 (1/2ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ):自分を磨く経済情報サイト


労働市場の回復も、失業率は高止まりか


ブルームバーグ・エコノミクスの新たな調査分析は今年2~5月に米国で失われた雇用の原因について、5割がロックダウン(都市封鎖)と需要軟化の組み合わせ、3割が再配分ショックによるもので、2割は高額の失業手当が労働者の自宅待機を促したと推定している。米労働市場は当初は急速に回復するが、その後は横ばいとなり、多くの人が失業したままになると予想する。
出典 米、コロナ禍で企業に「恒久的ダメージ」予想 雇用喪失3割長期化も - SankeiBiz(サンケイビズ):自分を磨く経済情報サイト


米、コロナ禍で企業に「恒久的ダメージ」予想 雇用喪失3割長期化も - SankeiBiz(サンケイビズ):自分を磨く経済情報サイト


コロナ危機により増幅する金融リスク


・米国の家計債務は、5月時点で14.3兆ドル(約1500兆円)


ニューヨーク連銀が5月5日に公表した2020年第1四半期の米国の家計における負債残高は14.30兆米ドルとなり、データを取得できる2003年以降で過去最大の負債残高を記録した前2019年第4四半期(14.15兆米ドル)を上回りました。内訳(図1)を見てみると、モーゲージ・ローン(9.71兆米ドル)、自動車ローン(1.34兆米ドル)、学生ローン(1.54兆米ドル)が2003年以降で最大となりました。
出典 米家計債務は過去最大を更新!デフォルトの懸念は? – eワラントジャーナル


・まだ延滞率の上昇は見られないが、注視する必要


直近数年において債務不履行の割合はあまり変化がありませんが、120日以上の延滞は減少傾向が続いているようです。その傾向は新型コロナウイルスの影響が見られ始めた2020年第1四半期も変わっていません。少なくとも公表されている資料上では、延滞という点でまだ問題があるようには見えません。

ただし、延滞状況については「30日以上」の延滞をしたものについてしかカウントがされていないことには注意が必要です。例えば、ニューヨーク州で外出制限が始まったのは3月22日からですので、それ以降に収入が急減し、ローンの支払いが遅れるようになったものは第1四半期末時点にはカウントされていません。
出典 米家計債務は過去最大を更新!デフォルトの懸念は? – eワラントジャーナル


米家計債務は過去最大を更新!デフォルトの懸念は? – eワラントジャーナル


・政府、民間の債務残高の急増、今後に影響も


このような国債、民間企業の債務急増は、今後10年程度、世界の金融市場に大きな影響を及ぼしかねない。各国の中央銀行は、好むと好まざるとにかかわらず、巨額で持続可能性に乏しい財政支出ファイナンスマネタイゼーションに努めることになろう。
出典 コロナ後 企業債務の返済でデフレに(ニュースソクラ) - Yahoo!ニュース


コロナ後 企業債務の返済でデフレに(ニュースソクラ) - Yahoo!ニュース


・コロナ対策で世界の財政支出は合計で830兆円あまりに


IMF国際通貨基金)によると、コロナ対策に伴う世界の財政支出は4月の段階で3.3兆ドル(約350兆円)に及び、ほかに政府による融資・出資が1.8兆ドル(約190兆円)、債務保証などが2.7兆ドル(約290兆円)に上る。
出典 コロナ後が見通せない人に知ってほしい全体像 | 最新の週刊東洋経済 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準


・日本でも財政赤字が単年で100兆円を突破する可能性も


2020年度一般会計の財政赤字は、予算段階で90.2兆円と、アベノミクス以降に続いた30兆円台から一気に跳ね上がる。しかもこれは、コロナ以前に想定した過去最高水準の税収を前提に計算したものであり、今後本格化する税収減を考慮すれば、実際の財政赤字は100兆円を突破する可能性がある。GDPの縮小を勘案すれば、対GDP比で20%近くになる計算だ。
出典 コロナ後が見通せない人に知ってほしい全体像 | 最新の週刊東洋経済 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準


・ただしインフレにはなりづらい環境か?


ただ、主要国政府にとって好都合なことも2つある。1つは、今回の財政悪化が全世界共通であることだ。もし1つの国だけで公的債務残高が急膨張すれば、その国の通貨は売り込まれ、結果、金融政策が引き締め方向になることによって、経済や財政への一段の打撃が生じかねない。だが今回は、どの国でも財政悪化が起きるため、マネーにとっての行き場は少なく、主要国の通貨下落リスクは低減される
出典 コロナ後が見通せない人に知ってほしい全体像 | 最新の週刊東洋経済 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準


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