NAVERまとめで作った記事の残骸を保存したものと読書の記録

NAVERまとめをエクスポートした記事と読書の記録

木星近辺で逆行する小惑星は、太陽系外からの移住者だった!

▽ 太陽系外で形成された小惑星が、木星近くに移住

 

太陽系の外で形成された「恒星間小惑星」でありながら、太陽系に飛来した後は他の惑星などと反対方向に公転しつつ太陽系内にとどまり続ける――そんな「移住者」のような特徴を持つ天体の最新の研究論文が21日刊行の天文学会誌に掲載された。
出典 CNN.co.jp : 木星に近い軌道の小惑星、45億年前に太陽系外から「移住」

 

CNN.co.jp : 木星に近い軌道の小惑星、45億年前に太陽系外から「移住」

 

▽ この天体(2015BZ509)は他の天体と逆に公転

 

地球を含めた惑星や無数の小天体のほとんどは太陽系の中を同じ方向に回っているが、小惑星「(514107) 2015 BZ509」は、他の天体とは逆方向に公転している。
出典 逆行小惑星は太陽系外からの移住者だった - アストロアーツ

 

Namouniさんたちは、太陽系内で惑星形成が終わったころにあたる約45億年前にさかのぼるシミュレーション研究を行った。その結果、小惑星の公転の向きに変化は見られなかったことから、2015 BZ509は太陽系で生まれたのではなく、他の恒星系からやってきてとらえられた天体であることが示された。
出典 逆行小惑星は太陽系外からの移住者だった - アストロアーツ

 

巨大双眼望遠鏡(LBTO)がとらえた小惑星「2015 BZ509」(黄色い丸の中)
(提供:C. Veillet / Large Binocular Telescope Observatory)

 

逆行小惑星は太陽系外からの移住者だった - アストロアーツ

 

▽ 木星とかなり近い軌道で公転。1周で2回木星に接近

 

2015 BZ509が特に個性的なのは、上にあげた2つの小惑星の公転軌道がどの惑星とも異なるのに対して、木星とかなり近い軌道を木星と同じような周期で逆回転しているところ。1周の間に2度ある木星とのフライバイ(接近通過すること)は、1度目で木星軌道の内側に引っ張られ、2度めは外側に押し出されるように作用しています。
出典 木星の公転軌道を逆回転するワガママ小惑星「2015 BZ509」。実は絶妙なバランスで安定していると判明 - Engadget 日本版

 

木星の公転軌道を逆回転するワガママ小惑星「2015 BZ509」。実は絶妙なバランスで安定していると判明 - Engadget 日本版

 

100万個のクローンを作って、過去に遡った軌道変化を分析した。
・そのほとんどは100万年単位でなら安定、それ以上の期間だと軌道が変化したり、衝突したりして結果は不安定になる。
・一部のグループは数千万年の単位でならケンタウルス族の小惑星と類似、しかし、それ以上遡ると、結果は不安定になる。

さらに少ないグループでは、45億年前まで遡ることが出来るが、その時点で存在していたとすれば、太陽系外から到達した可能性がある。
・太陽系外から到達していて、その軌道を系内に捕捉したのだとすれば、ある程度のとまった重力源(惑星等)が構成された段階(大体35億年前)が妥当と考えられる。
出典 2015 BZ509:逆行小惑星(系外由来か?彗星か?) | telepostのブログ

 

2015 BZ509:逆行小惑星(系外由来か?彗星か?) | telepostのブログ


1280px-2015_BZ509-orbit.png