【地震】2020年長野県境群発地震、過去の松代地震では、発光現象を世界初撮影
長野県境は群発地震が多く発生する地域のようです。過去の松代地震では、温泉湧出、発光現象なども観測されています。
▽ 4/23 長野県で震度4
大見准教授によりますと、震度4を観測した地震の震源付近では、
今月10日から20日ごろにかけてと、22日から23日にかけて
比較的規模の小さな地震が相次いでいたということです。
この付近は群発地震が起きやすい地域だということで、
大見准教授は、「今後も同じ程度の地震が続くおそれがあり、
引き続き注意が必要だ。」と呼びかけています。
出典 長野県で震度4 その後も地震相次ぎ注意を 気象庁 | NHKニュース
長野県で震度4 その後も地震相次ぎ注意を 気象庁 | NHKニュース
▽ 4/27 地震群発「しばらく注意必要」
27日も長野県松本市で震度3の揺れを観測するなど、今月上旬以降、長野県中部を震源とする地震が群発しています。専門家は、「しばらくは揺れに伴う土砂崩れや雪崩に注意が必要だ」と指摘しています。
出典 長野県中部震源の地震群発 「しばらく注意を」 | NHKニュース
長野県中部震源の地震群発 「しばらく注意を」 | NHKニュース
▽ 5/3 1日までに1700回の地震を観測
防災科学技術研究所のHi-netによる自動震源処理では5月1日正午までに1700回以上の地震が観測されました。(体に感じない地震を含む)4月27日までに比べると回数は減少しているものの、まだ数としては多くなっています。
出典 週刊地震情報 2020.5.3 長野県中部の地震は多い状況が続く - ウェザーニュース
週刊地震情報 2020.5.3 長野県中部の地震は多い状況が続く - ウェザーニュース
▽ 5/13 有感地震14回と地震が多発
長野と岐阜の県境で続く地震は、きょう13日は13回発生するなど再び活発化しています。専門家は「沈静化にはしばらく時間がかかる」として注意を呼びかけています。
出典 長野・岐阜県境で地震 きょう『13回発生』 先月22日以降、88回 専門家「沈静化には時間かかる」(NBS長野放送) - Yahoo!ニュース
長野・岐阜県境で地震 きょう『13回発生』 先月22日以降、88回 専門家「沈静化には時間かかる」(NBS長野放送) - Yahoo!ニュース
▽ 5/14 13日は1日で約300回、地震が再び増加
。体に感じる震度1以上の有感地震は14回、体に感じない地震を加えると、1日で約300回の地震が起きています。
出典 長野・岐阜県境付近で地震増加 13日(水)は1日で約300回発生 - ウェザーニュース
長野・岐阜県境付近で地震増加 13日(水)は1日で約300回発生 - ウェザーニュース
2020年05月14日07:36に長野県中部でM2.4・震度1の地震が発生した。群発地震が続いている長野県中部付近における有感地震は05月14日としては2回目。前日05月13日には14回の有感地震を記録していた。
出典 長野県と岐阜県の県境で続く群発地震、本日2回目が長野県中部でM2.4・震度1 (2020年5月14日) - エキサイトニュース
長野県と岐阜県の県境で続く群発地震、本日2回目が長野県中部でM2.4・震度1 (2020年5月14日) - エキサイトニュース
▽ 過去の松代群発地震では、温泉や地下水が湧出
1965年11月4日に長野県松代町加賀井にある一陽館旧源泉で、いままで枯れていた温泉井戸から25℃のお湯が突然出始めて、22日には33℃に上昇し、毎分80リットルも湧出しました。
出典 松代群発地震50年特設サイト
1966年4月頃から松代町東条地区で地下水の湧出が始まりました。
出典 松代群発地震50年特設サイト
松代群発地震の特徴の 1 つは温泉の湧き出
しです。松代町のいたるところで大量の湧水
が発生しました
出典 https://www.city.nagano.nagano.jp/museum/pdf/dayori/94.pdf#search='%E9%95%B7%E9%87%8E+%E5%9C%B0%E9%9C%87+%E7%89%B9%E5%BE%B4'
▽ 液状化や発光現象も観測される
直接被害をもたらす事がなかったので、当時はあまり話題となりませんでしたが、松代群発地震では液状化現象だと考えられる噴砂・噴水現象が見られています。
出典 松代群発地震50年特設サイト
松代群発地震では、多くの発光現象の観察記録が集められ、特に松代町東条の栗林亨氏による世界で初めての写真撮影例、10例(8例はカラー)が得られました。これらの資料は、発光現象を科学的に調査する上で貴重な資料となりました。
出典 松代群発地震50年特設サイト
▽ 地震による発光現象を世界で初撮影
松代地震の発光現象(午前3時25分)
1966年9月26日03時25分
奇妙山一帯 栗林亨氏撮影
▽ 発光現象の特徴
① 発光現象は冬季に多く、
時刻的には午前 4 時と午後 8 時前後に多い。
② 発光の継続時間は数十秒程度で、
最初急に明るくなり、徐々に暗くなる。
③ 発光は個々の地震と対応しにくく、小
さな地震が連続して発生しているときに多く見られる。
④ 発光現象にはおおむね空電(雷放電によって発生する電波)
が伴っている。⑤ 発光の色は、白、青白、赤、ピンク、
だいだい、黄などで、緑色はない。
かなり明るく、火事かと思ったり、昼のように明るかったり、
目がおかしくなったのかと思うほどのものもあった。
出典 https://www.city.nagano.nagano.jp/museum/pdf/dayori/94.pdf#search='%E9%95%B7%E9%87%8E+%E5%9C%B0%E9%9C%87+%E7%89%B9%E5%BE%B4'
ふしぎな松代群発地震 ~温泉湧出や発光現象~(長野市立博物館)