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【地震時の発光現象】阪神大震災やヨーロッパの地震での目撃証言

阪神大震災でも発光現象が目撃される

地震による発光現象について、これまでブログに書いてきたのですが、阪神大震災のときも目撃されていたようです。

 

現在は廃版になってしまった書籍からの引用です。

少し長くなってしまいますが、今では手には入らない本なので、記録としても残しておきたいと思います。

 

地震直前には、稲妻のような閃光を見たという人がかなりいる。たとえば、神戸市西区西神ニュータウン付近では、揺れの寸前、地鳴りとともに稲妻のような閃光を目撃した人がいた。

 

兵庫県川辺郡猪名川町阪神大震災の前に群発地震があったところだが、ここでも発光現象が多くの人に目撃されている。ある人は地震の少し前、西の空に一瞬青白い閃光が走るのを見た。また、ある人は南側の窓から青白い稲妻のような光を見ている。いずれもその直後にゴーッという音がして、すさまじい揺れにおそわれた。

 

ゴーッという音が先で、そのあと発光現象を目撃したという証言もある。阪急伊丹線稲野駅近くでのことである。いきなりゴーッという音がしたかと思うと、西のほうに赤い光が走った。その直後、揺れがきた。音は脱線を思わせるほどすさまじく、閃光は鮮やかなときの月の色より赤かった。

 

名神高速道路でも発光現象が目撃されている。大阪方面から名古屋方面に向かっていたある車の運転手は、豊中インターチェンジ付近で地震に見舞われたが、その直前、前方に閃光が走るのを目撃したという。阪神高速道路神戸線では、点滅信号のような光りを見たという証言がある。

 

出典:大地震の前兆 古代ローマ時代の地震から阪神大震災までの実例集

 

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また、ロシアやヨーロッパでも数多くの発光現象が目撃されている、と記録されている。

 

911年のドイツでの地震は晴れあがった空に火の玉が目撃されているし、1927年のクリミア地震の場合、海上に高さ500メートルの火柱が噴き出したとされる。

有名なのは1948年のアシハバード地震だった。この地震はM7.6で、死者2万人を出したが、前出のリティネッキーはその著「天災を予知する生物学」で目撃者の証言を紹介している。目撃したのは気象官のボムツキーで、こう証言したのだった。

 

「ベッドに入る前に新鮮な空気を吸うために戸外に出た。突然目もくらむような明るい放電があらわれた。それらは弧をなし、山から私の方に向かってきて、私から30~40メートルのところにあった貯水塔の近くの地面に消えた。それから一陣の突風が起こり、それが一瞬やんだとたんに地震が起きた」(金子不二夫訳)

 

また、別の目撃者はホテルの窓から奇妙な発光現象を目撃し、地平線が明るくなったのを記憶していた。彼にはこの現象が稲妻に見えたため、地鳴りと振動を感じた時、近くに雷が落ちたと思ったそうだ。

 

南アメリカのチリの南部沿岸でも、1960年にM8.5の巨大地震が発生したが、この地震では震央にちかい山頂にの炎があらわれたとされている。ちなみに、この地震は観測史上最大の地震とされる。

このチリの地震は日本の三陸海岸にも津波が押し寄せ、142人の死者を出している。

 

出典:大地震の前兆 古代ローマ時代の地震から阪神大震災までの実例集

 

 

この本には、「イナゴの集団移動は地殻変動の事前察知」という項目や、「東京を中心に相次いだ道路陥没事故の不安」という項目があります。

 

 

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