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結婚観の混乱の原因

厚生労働省の人口動態統計速報によると、2020年上半期(1―6月)の婚姻数は27万129組で前年同期比14・7%減少。過去10年間で最大の落ち込みとなった。19年が改元に合わせた「令和婚」ブームで18年比で増加した特殊要因を考慮しても、コロナ禍に伴う景気悪化の影響は大きいと推測できる。

社説/出生数急減の危機 経済不安の払拭に全力を | 日刊工業新聞 電子版

 

コロナの影響で、1~6月の婚姻数が前年比で14.7%減少しているそうです。

シンクタンクの試算では、婚姻数の減少に伴って、来年の出生数は、前年比で10%程度減少すると予測しているようです。

 

コロナで婚姻数が急減するという影響があったとは思いますが、トレンドとして、「晩婚化」「非婚化」がこれまでも進んでいました。

コロナで結婚を延期する人が増えて、婚姻数の減少が加速した形かもしれません。

 

ところで、数年前に、占星術師の石井ゆかり先生の本に、世の中の結婚観の変化と混乱のことが書いてある本を読んで、なるほどなあ、と思ったことがあります。

 

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どういことが書いてあったかというと、おおむねこんなことが書いてありました。

 

これまで長い間、結婚というのは、家と家がする、新しい親戚が増える、子供を作って後継ぎにする、というような、「社会的な行為」だった。

しかし、戦後、個人主義、結婚は個人がするもの、当人同士が好き同士なら結婚すればいい、周りは関係ない、という考え方が主流になって、結婚が「個人的な行為」になった、というのです。

 

なので、「結婚して、家庭を持って一人前」という考え方の人は、結婚は社会的な行為である、結婚して子孫を残すのは義務のようなものだ、と考え、一方で、「結婚は好きなもの同士がする、自由なもの」という考えの、結婚は個人的な行為という考え方の人がいる、ということなのです。

 

読んだとき、なるほど!と思いました。

お互いに「結婚」というものに対する前提が違うので、考え方が噛み合わないのだなあ、ということなんですね。

 

 

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